10月23日から25日の3日間、ここ”ツインリングもてぎ”サーキットで「98アエロバティックス日本グランプリ」が、開催されました。
アエロバティクスとは、競技専用の小型機を使い、設定された空域の中で曲技飛行を競う空の舞踏会のことです。
人類が空に挑戦してきた歴史の中で、パイロットが養ってきた緊急時の退避、安全操縦技術の集大成が、空のスポーツとして育ったものです。
特に今回の日本グランプリは、サーキットを用いその上空で競うという今までになかった試みとなりました。
観客席から見ていると、音楽のリズムと飛行機の動きが華麗に同調し見る者を魅了しますが、その華やかさとはうらはらに、操縦するパイロットには急激な重力負荷がかかる過酷な世界なのです。普通の人間ならば、すぐに失神してしまう世界です。
前日までは、天候が悪く最終日の天気が懸念されましたが、天気予報を裏切り雲一つない絶好のアエロバティックス日和りとなりました。(気温も高くビールがおいしかった!)
今回は、サーキット上空で曲技が競われましたが、なんと言っても圧巻は離着陸が狭いコース上で行われたばかりでなく、観客席の我々の目の前を曲技機が超低空で駆け抜けていったことです。思わず歓声があがります。
空だけでなく、コース上でもパフォーマンスが行われました。ブルーインパルスといえば、誰でも知っている航空自衛隊のアクロバットチームですが、もう一つのブルーインパルスがこれですその名も「ブルーインパルス・JR」。
アエロバティック競技のインターバルに、メインスタンド前で本物のブルーインパルスの展示飛行を地上に移し替えた展示走行を繰り広げる原チャリ部隊です。大変ユーモラスな専属アナウンサーの実況のもと、皆楽しませてもらいました。
最後の方で、行われたパフォーマンス。アメリカのメジャースポーツとして人気のあるストックカーレースの最高峰であるNASCARとの競争です。機体を傾けたまま、コース上をNASCARの真上を飛行し、スピードを競います。
このパフォーマンスをみてつくづく感じたことは、飛行機って大変速いものだということです。NASCARでも全く相手になりませんでした。