演技内容は、基本的な機動と激しい運動を芸術的に組み合わせて構成されています。
曲技飛行の基本的な機動は以下の5つ。
(T)ループ(宙返り)
=空中の垂直面に円を描く
(U)ロール(横転)
=胴体を軸にした回転運動
(III)背面飛行
=逆立ち状態での飛行
(W)旋回
=飛行方向を変える運動
(X)上昇&下降
連続横転(ロール)を続けながら機首の方向を変える水平旋回で、表と裏がある。操舵は主翼のエルロン(補助翼)、尾翼のエレベーター(昇降舵)、ラダー(方向舵)の3つを同時にコントロールさせ、高度を一定に保つため、操作が忙しい。
フルパワーで垂直上昇から速度ゼロとし、その姿勢からガクンと側転のように機首を下げ、垂直降下姿勢に反転させる。停止、スライドがスモークを使用するといっそう印象的になる技術。
飛行機胴体を斜めに横切る軸を想定して.その軸回りに横転を繰り返す。この間、パイロットはコックビットの中で体が左右どちらかに押しつけられた状態で操縦しなければならない。
垂直上昇した機体を失速させ、そのまま後ろ向きに落下させ、続いて垂直降下に移行する。機首を前方に落下させるスティック・フォワード・リカパリーと、後方に落下させるスティック・バック・リカバリーがある。高い耐G性能を備えた競技機でしかなしえない飛行。
マット運動の前転、側転を飛行機で行う。つまり、飛行機のあらゆる方向の軸線を中心に、回転等、不規則かつ複雑な運動を与える。姿勢、飛行機それぞれのパワー等の違いにより、その動きは千差万別となる。特に、翼を回転軸に前転を繰り返す飛行は観衆を驚かす。